福島県会津地方の民芸品「赤べこ」。ゆらゆら揺れる首にちょっととぼけた顔立ちで愛されている、お土産の定番ですね。
その昔、会津地方に天然痘が流行ったとき、病気の子どもに赤べこを贈ったところ、たちまち治ったという話が伝えられています。
また、家に赤べこを飾っていた家族は天然痘にかからなかったという話もあり、魔除け・厄除けのお守りとして、会津の守り神として愛されています。
体の色は魔除けの効果がある赤、黒い斑点は天然痘の痕を表しているといわれています。赤べこを近くに置いておくと、病気や災難から逃れられるとも言われていて、「幸せを運ぶ牛」 や「子どもの守り神」として、出産の贈り物としても人気が高いそうです。
コロナウィルスの感染拡大で「アマビエ」が一躍脚光を浴びましたが、古くから知られている「赤べこ」にも疫病除けのご利益があるなんて、今回初めて知りました。今度街で見かけたら買ってしまいそうです!