ひょうたんは縁起のよいモチーフとして古くから愛されてきました。
和食料理店やお寿司屋さんに行くと、瓢箪型のお皿や箸置き、七味唐辛子入れなどが目に付きます。
瓢箪は「無病息災」のお守りとしても、人々の暮らしに溶け込んでいました。
6つの瓢箪は六瓢(むびょう)=無病(むびょう)
3つの瓢箪は三瓢(みびょう)=未病(みびょう)
とされ、瓢箪を飾ったり、瓢箪柄の着物・小物を身に着けたりして、病気や疫病にかからないように、との縁起を担いでいました。医学や薬学があまり進んでいない時代、人々は毎日の生活のなかでこんなふうに健康を願っていたのですね。
抹茶色(緑色)は平穏と癒し、そして魔除けの色でもあります。コロナ禍の中にいる私たちにとっても、とても縁起のいい色柄ですね。