<市松文様・緑> = 「子孫繁栄」「事業拡大」

とうとうこの柄の登場です!

<市松文様>は、碁盤目状の格子の目を色違いに並べた文様で、いわゆるギンガムチェック柄です。元々は四角い柄が規則的に並んでいることから「石畳」と呼ばれていました。江戸時代中期に、「佐野川市松」という歌舞伎役者が舞台でこの文様の袴(はかま)を着ていたところ、当時の女性の間で大流行しました。それ以来、彼の名前を取って「市松文様」と呼ばれるのが一般的になっているようです。

その柄が途切れることなくエンドレスに続いていく、いわゆるサステナブルな柄は、「繁栄」を意味し、市松文様も古くから「子孫繁栄」や事業拡大などの「商売繁盛」を意味する柄として愛されてきました。

オリンピックのエンブレムにも採用された「市松文様」。多くの文化や国が関わり広がっていくオリンピック。日本の伝統文様を通して「多様性」を表現したい意向があるのかもしれません。今注目の和柄ナンバーワンですね!

大流行しているあのアニメにも和柄が多く登場します。その柄の意味を知って見ると、また違った解釈ができるのかもしれませんよ!

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